主庭のリフォーム工事をご依頼いただいたT様邸では、
木目調のウッドデッキとテラスを新設。
ナチュラルライクなウッドデッキテラスに合わせて
花や実、紅葉など四季折々の様子を楽しめるたくさんの植栽をプラスし、
移り行く季節を感じられるナチュラルモダンなお庭を施工しました。

CADによるイメージパース

住宅メーカーさんの保証の問題で壁に穴をあけられないという前提の中で、テラス設置計画を行いました。
掃出しサッシ窓から屋根までのすき間があまりない為、住宅に統一感を持たせつつ、圧迫感を感じにくいフラット屋根のテラス・クロススタイルを採用しました。
ウッドデッキと色調を合わせて木調色にする事で、ナチュラルな住宅デザインとマッチした空間を演出する事ができました。

窓から見える場所には、日差し・目線・景観（見た目）を考慮し、
内からも外からも、上記の効果が得られるような配置で植栽を行いました。

テラス周りには大小の川砂利を周囲に敷き詰める事で、川床に浮かぶ空中デッキのような雰囲気を演出しました、
デッキテラスが周囲の自然（植栽）に溶け込むようなイメージに仕上がったと思います。

ウッドデッキテラス

ウッドデッキ

掃き出し窓前に設置したウッドデッキは、
2023年の感謝祭で購入された三協アルミのヴィラウッド（展示品）。
ヴィラウッドは、床材が樹脂と天然の木粉を原料に使用した人工木で、
木の温もりやナチュラルな雰囲気を演出できるウッドデッキです。

展示品のヴィラウッドの仕様は、以下の通りです。

⚫️サイズ＝２間６尺
⚫️床板カラー＝コルクブラウン
⚫️仕様＝人工木幕板仕様
⚫️ステップ＝独立ステップ
⚫️フェンス＝ジーエムラインW

今回は、既に組み立てある展示品をそのまま設置する為、
弊社からユニック車に載せてお客様宅に搬入しました。

テラス

テラスは、三協アルミのX.style（クロススタイル）。
X.スタイルは、アプローチやカースペース、テラス等、
トータルに屋外空間の構成が可能な新しいエクステリア商材で、
T様邸では、躯体（建物）に穴を開ける事なく設置ができる、
独立のテラスとしてテラス・ガーデンルームタイプを採用しました。

テラスの仕様は、以下の通りです。

⚫️タイプ＝土間納まりタイプ
⚫️仕様＝テラス単体
⚫️カラー＝オレンジチェリー
⚫️サイズ＝間口２.５間×出幅６尺
⚫️パネル＝熱線遮断ポリカ（かすみ）
⚫️日除け（オプション）

X.スタイル（クロススタイル）も、ウッドデッキに合わせた木調色をチョイスし、
一体感のあるウッドデッキテラスを完成させました。

雑草対策

アプローチ→ウッドデッキ→勝手口を繋ぐ小道は、
（株）グリーンフィールドのザバーン防草シートを敷設。
ザバーン防草シートは、光を遮断して雑草の成長を阻止する雑草抑制シートで、
砂利下などの紫外線に当たらない場所であれば半永久的に効果を持続できます。

＞＞ザバーン防草シートについて詳しくはこちら
※リンク先の三井商会は、エクスライフの母体です。
建材の販売やエクステリアの施工、室内リフォームや外壁塗装など、
お客様の幅広いニーズにお応えできる様々な事業を展開しています。

防草シートの上に敷き詰めたのは、丸みがあり優しい印象の川砂利。
大きめの石でアクセントをつけ、まるで川が流れているかのような
情緒を感じられる砂利敷きで仕上げました。
境界部には、砂利の散らばりを抑える見切材を設置しています。

植栽

主庭

植栽工事では、開放的でありながら外からの視線を気にせず過ごせる、
居心地の良いお住まいとなるよう、リフォームを行いました。

アプローチのモミジは、常緑ヤマボウシへとリニューアル。
（※モミジは別の場所に移植）
アプローチに沿って植えた花木でお住まいを優しく包み込む事で、
景観性だけでなく、視線対策（目隠し）も兼ねています。

ウッドデッキの周辺には、
姫ユズリハ（常緑高木）やヒトツバタゴ（落葉高木）の他、
ブルーベリー、マルバヒイラギ、西洋シャクナゲ、久留米ツツジ、
ビバーナム・ティヌス等の低木を植え込みました。

アプローチに植えられていた既存のモミジは、玄関脇に移植。
モミジの他に、シナモミフォリウム、カメリア・エリナ、カンツバキ等を植えました。
玄関とウッドデッキの間に植栽を入れたことで、
直接的にウッドデッキが玄関側から見えにくくなりました◎

西側

物干しスペースや腰窓がある建物の西側には、
常緑高木のナナミノキと落葉高木のコナラを植栽。 

こちらも、隣家との目隠しに緑（植物）を活用しました。
冬に葉を落とす落葉樹は、冬には暖かな日差しを取り込め、
夏になると茂った葉で、強い日差しや西陽を和らげてくれます。

ライティング

夜になると明かりがなく、足元が見えづらかった為、
駐車場、玄関前、勝手口付近の３箇所にガーデンライトを設置しました。

ガーデンライトには、タカショーのLEDIUSを導入。
LEDIUSは、ローボルト®トランスにより
低電圧（１２V／２4V）に変換して点灯させるローボルト®システムで、
触れてもビリっとせず、戸建て住宅にも安全に導入できる庭照明です。

目かくしは、フェンス等の構造物を設置する方法もありますが、
緑（植物）には目隠し効果の他にも、癒し効果や美観を上げる効果、
初期費用を抑えられるなど、目隠し以外のメリットも沢山あります。

目隠しをご検討中の方は、メンテナンス面を考慮しながら
T様邸のような緑（植物）を活用した
心和む目隠しを取り入れてみてはいかがでしょうか。

目かくしの方法や選択肢については以下の記事で詳しくご紹介していますので、
ご興味のある方はこちらも併せてお読み下さい。

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