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2.122019
庭プランニングの基本!シーンに応じたお庭の設計デザイン
新築住宅のお庭や、庭全体をリフォームする際、
洋風か和風か、作りたいお庭のイメージはあるけど、
次に何を考えればいいか分からない…という方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、理想のお庭をより具体的に考える、
お庭のデザイン設計の流れやゾーニングなど、
庭プランニングの基本をご紹介させて頂きますので、
外構工事をお考えの際には、是非、お役立て下さい!
お庭のデザイン設計について
お庭のデザイン設計を考える際には、下記、3項目を
順番に考えるとスムーズに進めることができます。
①コンセプト
全体イメージがぶれないよう方針を決めましょう!
誰がどのように使うか、具体的にご家族でよく話し合う必要があります。
・子供を遊ばせたい
・犬が走り回れる庭にしたい
・家族や友人とバーベキューをしたいなど,,,
②ゾーニング
ゾーニングとは、アプローチや庭などのスペースのとり方、
あるいは駐車スペースやサービスヤードなどの、
位置と広さを大まかに決めていく作業のことです。
敷地の高低差、隣地や道路との関係などを配慮しながら、
さまざまな条件を検討することが大切です。
③詳細設計
コンセプトを明確にし、ゾーニングができたら、
具体的に使用するエクステリアや素材、色、高さなどを決めていきます。
コンセプトを考える
「コンセプト」とは、お庭のテイストもそうですが、
どのように使うか、使う目的を明確にすることも重要です。
目的が明確にできたら、下の図を参考にお客様の
住環境やライフスタイル、ご予算などを考慮しながら
どんなものが必要かピックアップし、優先順位をつけてみましょう!
例えば、
【目的:庭で子供を遊ばせたい】
・家の前が道路のため、飛び出し防止の対策をしたい
→門扉や門塀、フェンスを設置する(優先順位:①)
・転んでも安全な庭にしたい
→芝生敷く(優先順位:④)
・夏の日焼け、熱中症対策をしたい
→テラス屋根を設置する(優先順位:③)
・家事をしながら目の届く範囲で遊ばせたい
→ウッドデッキを設置する(優先順位:②)
こうして、ご家族で意見をまとめておくことで
ご提案やご相談もさせていただきやすく、
打ち合わせもスムーズにさせて頂くことができます。
庭における一般的なゾーニング
ゾーニングは以下の手順で考えていきましょう!
Step.1 敷地の周辺状況と関係を見る
道路や隣地との関係をチェックします。
プライバシー確保の必要性に応じて、道路側と隣地側に
目隠しの仕切りを検討します。また道路側には、
街並みとの調和や景観にも配慮が必要です。
Step.2 アプローチと駐車スペースを決める
駐車スペースの位置や広さ、アプローチのとり方を決めます。
前面道路の状況や敷地と道路の高低差を考慮します。
Step.3 庭の使い方を決める
建物の配置や間取りとの関係から、庭の使い方を決めます。
メインガーデンやプライベートガーデン、
中庭や坪庭、サービスヤードなど、性格の違う空間を
複数設けるとよいでしょう。
Step.4 導線のつながりを検討する
ゾーン間の動線のつながりをチェックします。
それぞれのゾーンが接する部分では、動線や視線を連続させるのか、
いったん遮るのかなどを想定します。
①メインガーデン
リビングやダイニングから続く庭のスペースは、
半戸外空間(中間領域)として、デッキやテラスなどをつけて
実用スペースとして活用するか、見て楽しむ観賞用の庭にするのか、
ライフスタイルやご希望に合わせて決めていきます。
② サービスヤード
屋外での家事作業の場となるスペースです。
物置やゴミ置場等もここに該当する場合があります。
作業内容に合わせて、広さや日照、導線などを検討し、
使いやすい空間にしましょう。
③アプローチ
道路に面した門から玄関までの通路とその周辺を
アプローチと呼びます。特に門は、あなたの家の
第一印象を決める重要なポイントになります。
④駐車スペース
車が出入りする道路の幅員や駐車台数によって決まります。
アプローチやサービスヤードへのスムーズな
導線につながりも考慮して下さい。
自転車やバイクを日常的に使用する場合は、
自転車(バイク)置場も含めて検討する必要があります。
その他の庭
建物や塀で囲まれた庭を中庭、比較的、狭いものを
坪庭と呼びます。主に室内から眺める庭をさします。
バスルームやベッドルームから眺める庭を造る場合ここに該当してきます。
庭は5番目の部屋
弊社でも取り扱いをさせて頂いている、タカショーでは
お庭での暮らしを、楽しさが溢れる空間にしたいとの思いから、
家と庭をつなぐ、”リビングガーデン”を提唱しています。
その中で、自然の良さを取り入れた快適な空間をつくる、
5番目の部屋(フィフスルーム)というお庭の活用法を提案しています。
タカショーはEUにも子会社があり、
海外に3000店舗ほどの小売店を出店するなど、
グローバルに事業を展開しているエクステリアメーカーです。
海外の最先端のトレンドを取り入れた、
フィフスルームを取り入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は庭づくりの流れや基本的な考え方を、
詳しくご紹介させていただきました。
新築住宅をご購入される方の中には、建物を優先し、
外構工事は後回しにされる方もいらっしゃると思います。
ゾーニングの紹介でも書いたように、
門周りは家全体の印象まで左右してしまう、
重要な場所となりますので、お庭に関する予備知識を知って頂き、
理想の家作りに役立てて頂きたいと思います。
最後に・・・家と庭を一体として考える事が最も重要といえます。
「庭屋一如」という言葉をご存知でしょうか?!
その言葉通り、家と庭が一体で調和がとれている様子を表した言葉ですが、
庭も家の一部として考え、上記に掲載した5thルームの考えた方に基づき
部屋のように思いを巡らせ設計デザインを行う事で、
必ずや理想の「住まい」に近づけるものと確信します。
私たちの屋号「エクスライフ」も
エクステリア + ライフ =エクスライフ
エクステリアとライフを足して生まれた造語です。
「お庭をもっと生活の中へ」感じて頂けるプランニングを心がけていますので、
そんな”オモイ”を感じ取って頂けると幸いです。
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