BLOG

「天然芝」と「人工芝」あなたはどっち派!?

青々とした芝生が生えた芝庭は、
家を持ったら一度は憧れるお庭ではないでしょうか?

芝生には天然芝もあれば人工芝もあり、
どちらを選んだらいいか分からない・・・
という方もいらっしゃるかと思います。

そこで、今回は「天然芝」「人工芝」それぞれの特徴や違い、
メリット・デメリットなどをご紹介!
意思決定の参考にしていただければと思います。

天然芝と人工芝の特徴

天然芝

芝草と呼ばれる生きた植物を使って作る芝生を天然芝と言います。
日本の庭に多く使われている芝草は、
高温多湿の環境に強い日本芝で、
地域によっては比較的寒さに強い西洋芝を使う事もあります。

日本芝は元々日本に自生していた品種で、
中でも高麗芝は日本で1番使われている芝草です。
エクスライフでも天然芝を使って施工する場合、
高麗芝を使用する事が多いです。

人工芝

ポリエチレン・ウレタンなどの合成樹脂製で
天然の芝生に見えるように作ったものを人工芝と言います。

競技場で使われることも多く、ひと昔前までは
スポーツ専用のイメージが強かった人工芝ですが、
ホームセンターなどでも販売される様になってからは
一般家庭向けでも、急速に普及してきています。

最近の人工芝は、品質も向上していて、
パイルの長さも長いものや短いもの、
葉のカラーも3~4種類をミックスしたものまで
多様な種類が販売されています。

エクスライフで人工芝を施工する際は、
グリーンフィールドリアリーターフ
PAEグローバル(株)クローバーターフを使用しています。

景観の違い

天然芝

冬の天然芝

夏の天然芝

生きた芝草は、冬になると休眠期に入る為、
芝生の葉は枯れて茶色に変化します。
しかし、春になればまた新芽が出て、
夏には天然芝特有の瑞々しい緑のお庭を楽しめます。

人工芝

冬の人工芝

夏の人工芝

人工芝はパイルの密度が高く、長さが揃っているので
綺麗に整った印象のお庭に仕上がり、
一年中 青々とした芝生を楽しめます。

耐久性(寿命)

天然芝

成長しきった天然芝は大人や子供が踏んでも
大きなダメージはありません。
駐車場など車が乗り入れる場所は、
車の重さで芝生が痛んだり、

日陰になって枯れてしまう事がある為、
天然芝を敷くのは避けた方が良いでしょう。

天然芝の寿命は管理次第にはなりますが、
しっかりと管理をすれば数十年もつと言われています。

人工芝

人工芝の耐久性は、我々プロが一般的に扱う商品で
7~10年の寿命と言われていますが、
製品によっても異なりますので、
メーカーが記載している耐用年数を参考にして頂ければと思います。
(※施工場所の気候や日照条件によっても異なります。)

人工芝も、車のタイヤの摩擦によって破損したり、
加重と圧力でパイルが立たなくなりますので
駐車場などへの使用はおすすめできません。

【交換時期の目安】
●経年による変色がみられる
●パイルの擦り切れや抜けが目立つ
●パイルが倒伏したまま戻らない

メリット・デメリット

天然芝

天然芝は先程ご紹介したように、季節ごとに表情が変わる為、
四季による景観の変化を楽しめるのが最大の魅力です。
材料費は平均すると人工芝の10分の1のコストで済むので、
とにかく安く芝を敷きたいなら天然芝がオススメです。

ただし・・・
雑草の処理、施肥、芝刈り、水やりといった手入れの手間や時間、
ランニングコストがかかるという事はお忘れなく!

また、天然芝は植物である事から葉の中に水分がある為、
温度の上昇を防ぎ、照り返しを和らげてくれる効果があり、
人工芝と比べて表面温度が上がりにくいというメリットがあります。
夏の炎天下でも、表面温度が40℃を超える事がほとんどありません。

人工芝

人工芝は、日光が当たらない庭でも場所を問わず敷く事ができ、
季節に関係なく、青々とした芝庭を楽しむ事が可能です。
天然芝と比べて施工費用はかかりますが、
ほぼメンテナンスフリーなので
ランニングコストは大幅に軽減できます。

人工芝に使用されているポリエチレンは
熱で変形したり溶けたりするので、
バーベキューをしたいという方は
難燃性の人工芝防炎認定を受けている人工芝を選びましょう!

人工芝に使用されるポリエチレンやポリプロピレンなどの合成樹脂は、
熱を吸収しやすく、吸収した熱をため込みやすい性質があり、
夏の炎天下では、表面温度が70℃近くになる場合もありますので注意が必要です。

必要なメンテナンスは?

天然芝

天然芝(高麗芝)は、
以下のようなスケジュールを目安に
お手入れが必要です。

高麗芝は11月頃~2月頃までは休眠期となり、
3月頃から生育期を迎えます。
生育期には、除草と刈り込み、水やりを適宜行い、
施肥は5~8月頃を目安に期間中に2~3回行います。

休眠期は刈り込みや水やりは不要ですが、
2月末~3月初め頃には、
冬の間に生えてきた雑草取り、
凹みなどをなくす目土(めつち)入れ、
根が密集しすぎた場合に地面に穴を開けるエアレーション、
施肥等を行います。

人工芝

人工芝は、基本的に特別なメンテナンスは不要ですが、
落ち葉が落ちたり、パイルの隙間にゴミが溜まった場合は、
掃除機やホウキをかけて掃除をしましょう。
ペットが排泄をした場合は、
汚れを取り除き、水で洗い流してください。

参考費用の算出

【30㎡のお庭の場合、15年間の管理】
管理内容:年2回の芝刈り、除草、施肥

天然芝の場合

①芝張り:¥2,000(㎡あたり)×30㎡=¥60,000
②管理:¥50,000(1年あたり)×15年=¥750,000
合計¥830,000
1年あたり換算¥55,333
1か月あたり換算¥4,611

人工芝の場合

①人工芝施工1回目:¥12,000(㎡あたり)×30㎡=¥360,000
②人工芝施工2回目:¥15,000(㎡あたり)×30㎡=¥450,000
合計¥810,000
1年あたり¥54,000
1か月あたり¥4,500

※1 実際の工事には、既存土間のスキトリや残土所処分、諸経費等その他の費用が発生する場合がほとんどです。
※2 施工場所が異形になれば、切断ロスが生じるので実際の数量よりも多くの商材を必要とする事があります。
※3 人工芝2回目の単価が高くなっている理由は、撤去処分の費用を加算している為です。
※4 消費税は除外しております。

以上、参考目安として費用積算を行ってみました。
上記数字だけ見るとほとんど一緒で、若干人工芝が安価に思えますが、以下の点にも注目下さい。
〇人工芝の寿命は、品質や施工環境によっては7年持たない場合があるという事も念頭に置きましょう。
〇天然芝の管理費用を算出してますが、業者に頼んだ場合の金額なので、自身で管理する場合は不要になります。
その他にも検討材料は多数ありますが、
ひとまずは上記の事を目安に費用について考えてみると良いと思います。

まとめ

天然芝と人工芝、それぞれの魅力や
施工前に知っておきたいポイントについて
ご紹介してきましたが、如何でしたか?

それぞれに長所・短所があるので、
一概に「どっちが優秀」とは言い切れません。
どちらが良いかまだ悩む・・・という方は、
「景観性」「体感性」「費用」「管理」の4つから
優先したい事を考えると後悔なく決められるかと思います。

天然芝が向いてる人・人工芝が向いてる人

景観の違いは一長一短なので、基本的にはお好みで。
ただ、手入れの時間が取れるか・日当たりの良さについては、
事前に確認・検討しておきましょう!

定期的な手入れが必要になる天然芝は、
手入れ自体も楽しめるという方におすすめ!
また、ペットやお子様を庭で遊ばせたいという方も
表面温度が高温になりにくい天然芝がおすすめです。

芝を敷きたい場所の日当たりが悪い方や、
ローメンテナンスの庭を希望の方は人工芝がおすすめですよ^^

天然芝・人工芝の比較まとめ

天然芝と人工芝それぞれの特性を知った上で、
想定されるデメリットが
自分でカバーできる程度のものかどうか想定しておくと、
急な出費や時間の投資を負担に感じることはないかと思います。

それでも、手入れの時間はないけど、
天然芝にしたい!という方もおられるかも知れません。

そんな場合は、年間メンテナンスサービスを利用して
天然芝の芝庭を実現するという事も可能ですので、
年間メンテナンスサービスをご存知でない方は、
年間メンテナンスについても是非お読み頂ければと思います。

芝生のお庭の施工事例

>>人工芝と目かくしフェンスを使用した管理もラクなプライベートガーデン

>>子供や孫達が集える「安心・安全」なお庭へガーデンリフォーム

>>芝生が主役!天然の芝と木材フェンスで自然豊かな新築外構 備前市O様

>>芝×スタンプコンクリートの遊歩道で風景にとけこむナチュラルな庭園 備前市T社様

※三井商会は、建材の販売やエクステリアの施工、
室内リフォームや外壁塗装など、
お客様の幅広いニーズにお応えできる様々な事業を展開しています。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


ページ上部へ戻る