









9.182013
住居まわりのお庭を目的に応じてゾーニングし、
各々のエリアが楽しみを含んだ特徴あるお庭へと変身しました。
注目は、使われていない犬小屋を活用して造った
遊び心に富んだオブジェ・・・
自然の中に溶け込むようなナチュラルなガーデンの中で
思わず目を引くお庭のシンボルとなりました。
インパクトのある高木を植栽し、
山合いの景観が借景としてお庭に溶け込むよう緑のボリュームは多めにしました。
高木はコハウチワカエデ、ハウチワカエデ、ヤマザクラ。
北側にあたるアプローチ部分は午後から日陰になる、言わば半日陰のエリア。
水はけもあまり良いとは言えない状況だったので暗渠パイプを入れたり、
勾配をしっかりとるよう排水面も配慮し、遊び心を持たせたアプローチにしました。
アプローチの途中にフォーカルポイントとなり、
ひと際存在感を放つのが屋上緑化が施され壁面はお洒落に改良された犬小屋。
もともと南面の庭で使われていなかった犬小屋に改良を加え、
北側のお庭でシンボルのような存在として生き返りました。
壁面に使用した材料はウッドデッキ材の余りや現場で使用して古くなった型枠用の板材等、
ランダムに打ち付けて遊び心を持たせながらも植物とオーバラップさせ、
緑の多い自然観溢れる空間に溶け込むよう設置しました。
山道を思わせるような縦にも横にも蛇行したアプローチは
株式会社MATのスタンプコンクリートという工法で仕上げました。
スタンプコンクリートとは、
天然石やレンガの風合いをコンクリートで再現する画期的工法で、
専用の材料と工具を使って自然に近いリアルな仕上がりを実現します。
岡山ではまだ知名度が低いですが、
ディズニーやUSJの施設でも多用されている工法で
シームレス(岩肌)という表面仕上げにて施工しました。
水栓柱の横に立っているカラフルな物体は、
犬小屋と同じ廃材を使用してお揃いで造ったオリジナルのホースハンガーです。
カプラー等の小物も収納できるよう細工しています。
日射しの強かった南面には木目調のテラス、三協アルミのナチュレを設置しました。
またテラス柱元には高木を植栽し 、
プラスアルファの日除け効果と室内から見た際のフレーム効果を考えています。
テラス下の床面はリビング前をタイル、
ダイニング前をウッドデッキで仕上げたのですが、
高さを揃えフラットで行き来もできるように考えた設計にしています。
バラはフレンチローズで有名なデルバールのナエマ。
グレープフルーツのようなフルーティーな香りで病害虫に強く、
様々な仕立て方もできる万能なバラとして大変おススメの品種です。
テラスに柱に絡めて屋根まで誘引する計画。
冬と夏の模様。
家側の植栽は落葉樹を中心に植えているので夏場は日陰をつくり、
冬場はしっかりと陽射しを取り込めます。
奥からシラカシ、アカシデ(ソロ)、アオダモが植わっています。
境界側に設置している白いフェンスは、
クレマチスとジャスミンを誘引する為のフェンスです。
ブロック塀を隠して上部に広がる景観は
隠す事のないような高さになるよう配慮した設計です。
室内から眺めた時でもフェンス部が緑と花で埋まり、上部の景色がその緑の上に映る計画。
南側の一角はローズエリアに。
施主様が保有されていた中古枕木をローズエリアの土間に敷きました。
枕木の間に設けた隙間にはクリーピングタイムを植え込みました。
枕木の敷かれたエリアを行き来する度にタイムの香りが漂います。
北側に植えてあった時は、水はけ、日当たりがあまり良くなかったので
生育状況が芳しくない状態でしたが、
南側に移植後は全てのバラが元気よく育ってくれています。
まだ小さいバラが多いので今後の成長が楽しみです。
西側にあたる犬走りには、
1期工事の際に使用していて一度解体したレンガを再利用しました。
緑と舗装部がはっきりし、メンテナンスもしやすくなりました。
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