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ガーデンサービス研究会 バラ研修(剪定・誘引)

皆さん、こんにちは。
私は先日、ガーデンサービス研究会主催のバラの研修会に参加して来ました。
その時の事をブログで紹介させて頂こうと思います。

研修会が行われたのは岐阜県、実際にバラ生産を行っている畑です。
こういった研修会に参加させて頂くのも岐阜県へ行くのも初めての事だったので緊張しました。

研修会を始める前にバラについての話を少しして下さいました。
バラは12月~2月まで休眠期があり(地域により差があります。)、この時バラの根の生育は止まっているため、
土に埋まっていなくても大丈夫だそうです。ただし根を乾燥させてはダメなので注意が必要です!

↑根だけの状態のバラです

次にバラの年間管理で最も大事な冬季(12月~2月:地域により差があります。)の管理作業であると教えて頂きました。
冬季に必要な作業は、
1.剪定
2.土替え
3.追肥
の3つの作業です!
冬季には来春に綺麗に花を咲かせるための前準備として上記の管理作業が必須となります。

話を聞いた後は、いざ実践です!

↑研修会スタート!!

まずは1.剪定から。
(剪定の前にバラを触るときは革手などの厚みのある手袋、剪定バサミの準備を忘れないようにしましょう!)
バラの樹形には木立性のブッシュローズ、半つる性のシュラブローズ、つる性のクライマーローズの3つのタイプがあります。
それぞれの樹形によって剪定の仕方が違いますので注意が必要です。
今回は木立性(ブッシュローズ)のバラの剪定を実演をしながら教えて頂きました。

↑実演で剪定して頂いたバラです。この姿を覚えておいて下さい。

ブッシュローズの剪定は
・まず、現在ある枝の1/3~1/2ぐらいのところで切ります
・枯れ枝、細い枝も剪定します。(不要な枝を剪定する時は、枝の元から綺麗に切ります。)
葉っぱも全て落とします
・なるべく元気のある若くて太い枝(シュート)を残していきます
 古い枝は新しい枝と代替させてあげます。
・枝をどの芽の部分から残すのか、芽の向き(外芽・内芽)を気にしながら、
 最終調整を行いながら剪定します。
 (この時、芽のすぐ上を切るのではなく、芽から5mmほど離して枝を切ってあげて下さい。)

↑剪定実演中の写真
若くて太い枝を残し、細い枝を剪定すると言いましたが、残す枝の目安があります。
バラには花の大きさがあり、大輪・中輪・小輪とあります。
・大輪(7mm:鉛筆1本分)
・中輪(5mm:わりばし1本分)
・小輪(2~3mm)
を目安として枝を残し剪定して行きます。
下記の写真が上記を基に剪定し終えたバラの写真です。

↑剪定後の写真
こんなに切っていいいのか?大丈夫なの?と思われると思います、
実際に、私も見ていてビックリしました。
でも、冬季のバラの剪定はこのぐらい強剪定をした方が来春のバラのためになるんです。
皆さんも実際に剪定を行う際は気負いせず、ガツン!と切ってあげて下さい。

次に半つる性(シュラブローズ)つる性(クライマーローズ)の剪定です。

大体は同じ要領で剪定を行いますが、半つるやつる性のバラは木立性のバラと比べると枝の長さが
非常に長いです!
そのため、木立性のバラよりも残す枝が長く剪定後に誘引作業が必要になってきます。

シュラブローズ・クライマーローズの剪定
(木立性(ブッシュローズ)と同じ部分は省略します。)
・オベリスクやトレリス、壁面に誘引したときに綺麗に見えるように、上段・中段・下段と枝の長さを変え剪定します。
 こうすることによって、上から下まで綺麗に花が咲いた容姿にできます。
・若い枝でも長くなると、枝の先の方まで栄養がいかず無意味に長さだけが伸びている場合もあるので、
 そう言った枝は切り戻します。

シュラブローズ・クライマーローズの誘引作業
・ある程度剪定を終えたら、誘引をしていきます。
枝を巻いていく角度は45°が望ましいです。
同じ向きに進む枝同士が絡まりあわないようにします。
 (違う向きに進む枝同士が交差するのはOKです。)
・誘引作業をしていく中で、下に伸びた枝や不必要な枝が出てくると思います、
 そう言った枝は剪定して行きましょう。
 (下に伸びた枝を切る理由は、下に伸びた枝は花つきが悪いからです。)
誘引する時の枝と枝の間隔は、手1枚分が望ましいです。
・オベリスクの頂点まで誘引するのではなく、一番上の柱が曲がっている部分までに誘引を収めておくと
 綺麗に見えます。

バラの枝って意外と耐久性があって、45°ぐらいまで曲げても折れたりしないんです!
今回の写真はオベリスク仕立てですが、
トレリスに誘引するもヨシ!壁面に誘引するもヨシ!!アーチを使うもヨシです!!!
後は、自分のお家にあるバラと相談しながら、
自分の好きなように誘引して行くのがシュラブローズ・クライマーローズの楽しみ方だと思います。

ここまで、剪定・誘引のお話をさせて頂きましたが、
まだまだ、土替えや追肥の話があるんです…
これ以上は長くなってしまいますので、次回のブログで紹介したいと思います。
次回の更新をお楽しみに!

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