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ガーデンサービス研究会 バラ研修(土替え・追肥)

皆さん、こんにちは。
少し間が空いてしまいましたが、バラ研修の続きのお話をアップさせて頂きます。

前回のブログの時には、冬季のバラの管理作業は、
1・剪定
2.土替え
3.追肥(寒肥)
の3つの作業があり、冬季の管理作業が大事であると言う事と、
剪定・誘引についてお話しました。
今回は前回お話できなかった、2.土替え3.追肥についてです。

前回のバラ研修ブログを見られていない方へ、
下記のURLで前回のブログを見れます。
バラの剪定・誘引から是非ご覧ください!

ガーデンサービス研究会 バラ研修(剪定・誘引)ブログ

まずは、2.土替えです。
バラを育てるのに適している土壌とは、
保水性保肥性排水性通気性を持つ土壌です。
バラを植える前に地植えであれば、その土地の土の調査が必要ですし、
鉢に植える場合でも上記の4点を気にしながら土作りをして行かなければいけません。
バラって凄くデリケートな花なんです。

今回は鉢植えタイプのバラの土替えを実演を交えて教えて頂きました!!

↑実演で土替えを行ったバラです(前回、実演剪定を行ったバラです)
まずは鉢から出します、根がよく張ったバラであれば、
写真のように綺麗な鉢の形をして出てくると思います。

↑古い土を手で解す
鉢から出したら、根を解しながら古い土を落として行きます。
この時に、解している段階で千切れてしまうようなひげ根は取り除きます

↑道具を使って土を取ります
根がよく張っていれば手だけでは解せなくなってきます。そんな時には、直径2cmぐらいの木の先を
尖らせた物を準備しておけば根を傷つける事無く、古い土を取り除く事ができます。
この時に、根に病気が無いか、根切り虫の幼虫がいないかなどの確認も同時に行っていきます。
もし病気や害虫を見つけた場合は駆除しなければなりません。

↑土を取り終えた根の写真
少し分かりずらいのですが…
上記の写真が古い土を取り終えた後の根の状態です。

↑別のバラ苗ですが、ここまで土を取ります

↑土を入れ終えたバラです
古い土を取り終えたら、新しい土を入れた鉢に移していきます。
土はバラ用の土などが販売されていますので、専用のものを使用して頂けると
間違いないかと思います。
土を入れる際に水が溜まるように3~4cmほど鉢の淵から低く土を入れます。

↑鉢の中の空洞を埋める作業
土を入れ終えた後、鉢の中に出来た空洞にも土を入れるために、
細い棒などで鉢の中を突いて行きます
この時に土が固くなりすぎないように注意です。

鉢の隅々まで土を入れ終えたら、堆肥を使用してマルチング(鉢の表面を覆う)を行います。
マルチングとは霜よけや乾燥から株を守ったり、泥はね防止と言った効果があります。

3.最後に追肥(寒肥)です。
肥料の注意事項としては、
「元気が無いから」「たくさんの花を咲かせたいから」と言って
たくさん与える物ではありません。
元気が無い、病気にかかっている苗には逆効果になってしまいますので、
過度な追肥はNGです!
必ず肥料の裏面にある使用容量を守って使うことが大事です!!

バラって本当に繊細な植物ですね…
今回の研修を通して、バラの美しさや楽しみ方、
育てる上での大変さなどなど、バラのいろいろな面を知ることができました。
今回の研修で得た知識でお客様のご要望にお答えして行けるように、
日々勉強!!頑張ります!!

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