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水やりが楽チンに!自動潅水装置(自動水やり器)設備導入のススメ!!

今年も暑い暑い夏本番の季節がやってまいりました!!
近年は空梅雨が続いておりましたが、
今年は長い梅雨期間を経て夏を迎えたので、
例年に比べると植物達はしっかりと体力を蓄えることができて
青々と元気いっぱいな状況が見受けられます。

しかし真夏の季節を乗り越えるには、よほど環境が良くない限りは
お庭の植物への水やりは欠かせないのではないでしょうか?

そこで今回紹介するのは・・・
自動潅水設備、いわゆる自動で水やりをしてくれる機械装置の事です。

おそらく「自動で水やりをしてくれる機械装置は高い!」という
イメージが先行される方が多いのではないかと思いますが・・・
ここでは比較的安価で気軽に導入できる、
自動潅水装置(自動水やり器)を取り上げさせて頂きます。

自動潅水装置(自動水やり器)の種類

タカギ(takagi)簡単水やりタイマー

岡山県での場合、
ホームセンターなどで最も流通しているメーカー商品は、

タカギというメーカーのものではないでしょうか?!
(あくまでも個人的な見解です。)

上記のイラストをクリックすると、タカギホームページの「簡単水やりシステム」ページへジャンプします。
多くの方はここのホースリールを一度は目にした事があると思います。

家庭用の水まわり関係(特にお庭)の商品がとても豊富です。
その他にもお庭で使える便利な商品群がたくさんあり、ホームページ上でご覧いただけます。
以下リンクよりクリックして検索ください。

カクダイ(KAKUDAI)潅水(移動)コンピューター

次に紹介するのは、カクダイというメーカー。

プロ向けに提供する資材が豊富で、
ホームセンターなどで流通しているのは一部の商品に限られてるので、
知名度からすると低いかもしれません。

しかし、創業は明治12年という老舗で、
長きにわたり「水と住まいの接点。」という
企業理念を掲げ水まわりにおけるユニークな商品を製造しています。

写真のような「バナナの蛇口」、珍しく面白いですよね?!

注目して欲しいのが、
器具の取り扱い方法などを動画で紹介したページです。

ここまで細かい説明をお届けしてくれているメーカーはあまり見られません。
商品購入前はもちろん設置後、使用中、メンテンナンスにおいて、かなり役立つ情報サイトとなっています。
※メーカー商品の型番を入力すると、個別の関連動画が閲覧できます。
以下ページにおける器具紹介の際にもリンクページにてご案内しています。

こちらのカクダイが提供している
自動水やりの機械の中で
家庭用として使い易いものは以下のものたちです。

その中でも私が庭工事をした際に、個人的にオススメでよく使用しているのが、
潅水コンピュータ”ジュニア”と移動コンピューターです。
一見すると取付が難しいように感じるかもしれませんが、一般的な水栓金具からとても簡単に取付が可能です。

価格の割にはとても耐久性が高く、長期間使用する事ができます。
電池式の為、電気工事の必要もなく、今ある水栓柱にすぐに取付が可能です。

植物に合った水やり(散水)機器の選び方

ここでは私たちプロが実際に使用している
資材(カクダイ商品)を紹介しながら
水やり(散水)機器の選び方を説明します。

植木への水やり(ケース1)

比較的広い範囲の潅水にはドリップチューブを使用し、
狭い範囲ではポーラスパイプという商品がおすすめです。
※商品のリンクをクリックすると動画がみれます。

ポーラスパイプはドリップチューブよりも柔らかく、
施工性に優れており低水圧・低流量で潅水ができます。

芝生への水やり(ケース2)

範囲や環境によって、
万能スプリンクラーカクダイスプリンクラーを使用し芝生への散水を行います。

花壇への水やり(ケース3)

花壇にある植物に応じて散水器具を選定し、設置を行います。
ミニスプリンクラースパイクドリッパーを使用する事ができます。

プランターへの水やり(ケース4)

マカロニホースを基点にして、
水やりを行いたい箇所に
滴下エンド(ニップル)の器具を取り付ける事で、
適量を散水する事ができます。

コストについて

移動コンピューター他、副資材については、
多くの場合が屋外にて雨ざらしの状況で使用する事が予想されます。

コンピューター本体は5~10年程度、
その他副資材については3~5年程度の消耗品として考える必要があります。
ホースの場合は熱でゴムが溶けて“ベタベタ”引っ付くようになり、
プラスチック製のスプリンクラー等は紫外線による樹脂劣化の為、
部品損傷が起こりやすくなります。

ここでは最初に設置する場合のコストと、後々継続して使用する事を考えた場合のコストと、
仕分けして換算してみたいと思います。

イニシャルコスト

上記のようなシンプルな取付の場合、
定価で¥52,210の商品代に加えて、
設置施工費等が加わってきます。

少し高く見積もったとしても
施工費は2~3万円くらいで取付設置は可能かと思いますので、
多くの場合、合計でも10万円以下で、
自動潅水(自動水やり)の装置を導入する事が可能といえます。
(※一般的な住宅での設置例におけるこれまでのエクスライフ実績)

ランニングコスト

上記の事例をランニングコストとして換算した場合の金額も参考にしてください。
敢えて厳しく耐用年数を短くして計算してみます。

<水道蛇口に直接接続、スプリンクラーの場合、1か月あたりに換算したコスト>

コンピューター本体:¥35800÷60(12か月×5年)=¥597
副資材:¥16410÷36(12か月×3年)=¥456
施工費:¥20000÷60(12か月×5年)=¥333
合計:¥597+¥456+¥333=¥1386

計算してみると、
1か月あたりのコストは¥1386

金額が高いか安いかは人によると思いますが、
上記のような費用(支出)で、
特には真夏の暑い時期の水やりの労力が必要なくなると思えば、
コスパとしてはいかがでしょうか?!

さらに付け加えて、
コストの面でお伝えしたい事があります。
水道代の事です。
水道料金は水やりを行えば行うほど高くなりますが・・・
自動潅水装置で水やりを行う事で、
適所適量に水が行き渡るので、
無駄な水が省かれ、
結果的には水道料金を抑える事に繋がるといえます。

ランニングコストの面で考えると、
水道料金の支出は長期間にわたり発生するものなので、
大きなコスト削減に繋がる事は間違いないでしょう。

まとめ

一般住宅のお庭の中で緑化部への水やりに必要な時間は、
少なくとも10分、多い方では1時間以上の時間を有する事が予想されます。

また最も水やりが必要となるのは夏場の暑い時期。
その時に水やりを行うと体力的にも厳しい方もいらっしゃるのではないでしょうか?!
生活環境や健康面等にも配慮して、
水やりの環境を整備する事が大切です。

イニシャルとランニングのコスト計算を行いましたが、
個人的に最もお伝えしたいことは
”時間”という“見えない価値”です。

中には稀に、「水やりの時間が好き」という方がいるかもしれませんが、
自動潅水(自動水やり)装置の導入を行う事で、
これまで水やりに掛けていた時間を、
他の事に有効に利用する事ができるようになります。

これまでは商業施設や会社などが主として、
自動潅水設備を導入提案しておりましたが・・・

これからの時代は一般住宅(家庭)にも積極的に導入提案し、
有効活用していく一助ができればと考えています。

水やりを楽チンにして、
生活の中に新たな余暇時間をつくりましょう!!

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