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5.232019
植木鉢の選び方・最適なサイズや素材について
ガーデニングをするとき欠かせないアイテムのひとつが
植木鉢やプランターなど、植物を育てるための容器です。
植木鉢は花壇がないお庭でもお花やハーブを育てることができ、
寄せ植えをつくったり、お庭に合わせて鉢の素材や色を
コーディネートしたりと楽しみ方は様々。
今回はお花を引き立てながらお庭を華やかにしてくれる、
“植木鉢”についてご紹介したいと思います。
植木鉢のサイズについて
植木鉢のサイズ
植木鉢や鉢カバーなどの園芸鉢のサイズには、
『号』という単位が使われています。測り方は、
鉢の一番膨らんでいる箇所(通常は最上部)の
「外側から外側の」直径を測ります。
ただし、メーカーにより規格が異なりますのご注意下さい。
通常の丸形鉢のサイズは下記のようになります。
鉢カバーの場合は、”5号用”と『用』の記載があるものは
『5号のプラスティック鉢が内側にすっぽりと入る鉢』となります。
最適なサイズを選ぶ
鉢を選ぶ際は、植物に合ったサイズ選ぶようにしましょう!
植物と鉢のサイズが合っていなければ、いくらデザインが
お洒落でもアンバランスで見栄えがよくありません。
根に対して植木鉢のサイズが小さいとすぐに水切れを起こしてしまい、
大きいと水が土の中に留まりやすく根腐れの原因にもなります。
購入当初の植木鉢から新しい鉢に植え替える場合は、
植物が入っているプラスチック鉢の底を見ていただくと
鉢の号数が記されていますので、サイズを確認してみましょう!
ひっくり返して確認ができない場合は、植物の背の高さからでも
大まかなサイズを知ることができます。
※あくまでも目安ですので、参考程度にご覧下さい。
●小さいサイズ(〜5号まで)
背が20cm~40cmの観葉植物や多肉植物などは、
3号~5号のプラスチック鉢か、ポット鉢に植えられています。
内寸が11cm~18cmの鉢を選びましょう。
●40cm〜120cmの場合(ミドルサイズ)
背の高さが40cmから120cmの植物は、
通常6号~8号のプラスチック鉢に植えられています。
内寸が20cm~28cmの鉢を選びましょう。
●150cm〜180cmの場合(大きいサイズ)
植物の背の高さが150cm~180cmのサイズであれば、
通常9号・10号サイズの鉢に植えられています。
内寸が35cm以上の鉢を選びましょう。
【※植え替え時の注意※】
定期的に行う植え替えの場合は、植物の生長速度にもよりますが、
1〜2号大きなサイズの鉢を選ぶようにしましょう。
植木鉢の種類について
植木鉢にはたくさんの種類があるため、
なにを基準に選べばよいか迷ってしまうかもしれません。
代表的な素材をご紹介しますので、それぞれの鉢の特徴を知り、
ぴったりのものを選ぶようにしましょう!
テラコッタ(素焼き)
素焼き鉢は粘土を焼いてつくられる鉢で、
表面が多孔質で、空気を通したり、水分を適度に排出します。
水はけのよい環境のため根腐れ予防にはぴったりです。
模様がほどこされているものも多いため、デザイン性が高く、
存在感のあるテラコッタ鉢は、お庭のフォーカルポイントにもなります。
プラスチック
プラスチック製は、軽くて丈夫で割れにくく、
持ち運びのしやすさや、安価といったメリットがあります。
カラーバリエーションも豊富で、カラフルな遊び心溢れる
お庭も演出可能です。プラスチック鉢は非多孔質で、
通気性と排水性が悪く、水分が長く土の中に留まるので、
過湿を嫌う植物には向いていません。
陶器鉢
陶器の鉢に釉薬をかけたデザイン性の高い鉢で、
きれいな色と艶やかな表面の質感が特徴。
デザイン性が高く、室内での観賞にも使えます。
化粧鉢も非多孔質で排水性と通気性がよくないため、
水はけの良い土を使うなど工夫が必要です。
ファイバー素材
※写真はグリーンポット カタログより引用
屋外用の植木鉢(特に大型プランター)では、ファイバー系の
セメントやFRPといった素材が主流になりつつあります。
FRPは、ガラスを溶かし引っ張ってシート状にした
グラスファイバーを何層にも重ねてつくられており、
プラスティック素材なので軽量で強度の高さが魅力です。
ファイバーセメントは、セメントをガラス繊維で補強して
つくられており、衝撃に強いうえ、陶器よりも安価です。
見た目は似たような外観で、シックな雰囲気にピタリとはまる
無機質でクールなデザインが多く販売されています。
金属製
金属製の鉢は、デザイン性の高さが魅力です。
少し錆ついてくれば、アンティークな雰囲気が生まれて
味のあるお庭の雰囲気をつくることができます。
通気性・透水性は低いので、水はけのよい土を使いましょう。
おしゃれに鉢カバーとして使用するのも良いでしょう。
木製プランター(ベジトラグ)
ナチュラルな雰囲気を求めるなら、木製プランターがおすすめ。
通気性や透水性に加えて保温性も高く、木の優しい質感は、
植物との相性も抜群です。写真は弊社で取り扱っている
「ベジトラグ」というレイズドベッドプランターです。
>>ベジトラグについて詳しくはこちら
まとめ
屋外に適した素材を選ぶ
お庭に設置する植木鉢の場合、紫外線の影響や急激な
温度変化があるため、こうした環境下においても劣化しにくい、
テラコッタや陶器等の素焼き鉢、または安定感の高い
ファイバーセメント等の合成材で作られた鉢がおすすめです。
また、屋外では“強風による転倒”の恐れもありますので、
重心が下がった、安定感のある鉢を選ぶと良いでしょう。
植木鉢のサイズ・種類で異なる土の量
植木鉢を買う時には土も一緒に購入されるかと思いますが、
多めに買って余ってしまったり、逆に足りなかった…
ということもあるのではないでしょうか。
土を購入する際は、次の2点を考慮して土の量を決めましょう!
●植木鉢の厚みによって土の量が変わる
植木鉢のサイズは鉢の「外側から外側の直径」を測るため、
厚みのあるテラコッタ鉢や化粧鉢(陶器鉢)と、
厚みが薄いプラスチック鉢や金属製の鉢では
同じサイズでも中に入れる土の量が変わってきます。
また、最初にお伝えしたようにメーカーやお店によって
規格や表記が異なることもあるため、厚みのある素材の場合は
表記が外寸なのか内寸なのかを確認すると良いでしょう。
●植木鉢の形状によっても土の量が変わる
植木鉢には色々な形状のものがあります。
普通鉢・・・上部の直径と同じくらいの深さの植木鉢
浅鉢・・・上部の直径の長さに比べて平たい浅い植木鉢
深鉢・・・上部の直径の長さより深い鉢
植木鉢のサイズが同じでも、浅鉢より深鉢の方が
土の量は多くなります。普通鉢に必要な土の量を参考に、
鉢の形状に合わせて増やしたり減らしたりして調整しましょう。
普通鉢に必要な土の容量は、下の表のようになります。
(※鉢底石を入れ、ウォータースペースを2cmあけた場合です)
土の量はだいたいの目安となります。必ずこの量で足りる
ということではありませんので、少し多めに購入しましょう。
植え替えた後に土が足りない!!となったら大変です。
植え替えに困ったら
お庭を彩る鉢植えですが数が増えてくると、
植え替え作業が大変だな…と感じることもありますよね。
園芸用品店でも植え替えサービスはありますが、
店頭に持って行くのも一苦労です。
エクスライフでは、お庭をより良い環境に整える
ガーデンメンテナンスというサービスを行なっており、
ガーデンメンテナンスは自分の庭に出張してもらえるため、
鉢植えを店頭に持っていく手間もかかりません。
また、植え替え時のトラブルで”植物を枯らしてしまった”という
お話も耳にしますが、プロに依頼すればこの点も安心です!
ガーデンメンテナンスでは植え替え以外にも、剪定や除草、
消毒や施肥など様々なサービスを行なっております。
メンテナンスの内容はお客様のご希望に沿って
ご提案させて頂きますので、お気軽にご相談ください。
>>ガーデンメンテナンスについて詳しくはこちら
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