BLOG
2.142018
ガーデンサービス研究会バラ研修!~今年から<土壌>の内容も盛りだくさん~
ガーデンサービス研究会のバラ研修へ参加してきました。
ガーデンサービス研究会とは、地域でも有力なお庭の専門店が、
厳しい入会基準を満たして加盟しているお庭に特化した全国組織です。
(現在41社が加盟しております。)
設計・施工・メンテナンスの
3拍子揃ったサービスを提供し、
地域密着で庭暮らしの生活提案を行っている会社、
いわゆる地域のお庭の専門店
「エリアキーパー」としての責任と義務を果たしています。
「お庭の困ったことどこに頼めばいいのか分からない」という言葉を聞きますが・・・
ガーデンサービス研究会ではお客様の困っていることについて常時研究をし、
「庭チャンネル」と言うブランド名でお客様にサービスの提供を行っています。
実地研修や全体会議、社員教育や人材生育なども定期的に開催しており、
知識や技術の向上にも努めています。
ちなみに・・・
弊社の三井 勇樹はガーデンサービス研究会の副会長を務めさせて頂いております。
ガーデンサービス研究会のHPはこちらをご覧下さい。
去年も参加させて頂いたバラ研修は、
冬季のバラの剪定・誘引・土替え方法等の他に、
今年から新しく土壌についても学びました。
(バラの土壌でなく普段の造園工事に関しての土壌です。)
研修に参加するため、岐阜県と愛知県へ!!
1日目は岐阜県のケンズグリーンで研修を行いました。
今年も実演で株式会社花ごころの村田 高広様が
バラの剪定・誘引・土替え方法・肥料の説明等教えてくださいました。
(株)花ごころ 様は園芸用商品の土や肥料等の開発・製造・販売、
エクステリアに至るまで幅広く手掛けている会社です。
土替え体験は少人数の方だけ参加が可能でした。
私は参加できませんでしたが、
昨年のガーデンサービス研究会のバラ研修の
土替え・追肥の詳細はこちらをご覧下さい。
私もバラの剪定を実際に行いました。
ボルデュール・アブリコと言うオレンジがかった
中輪の花が咲くバラを剪定しました。
これが剪定前の写真です。
剪定終了後の写真です。
中輪のバラの剪定は直径4~5mmくらいの枝を残しながら剪定します。
隣にある物も同じ品種です。
細かい枝が剪定され、スッキリしました。
誘引作業では4人で1つのバラを誘引しました。
ラ・レーヌ・ドゥ・ラ・ニュイと言う
明るい赤色にやや茶色みを帯びた赤色の絞りが入る個性的なバラを誘引しました。
剪定・誘引前の状態です。
剪定・誘引終了後の写真です。
ひし形が出来るように誘引出来るかがポイントだそうです。
2日目は愛知県の犬山国際観光センターにて
座学の方でもバラの種類や咲き方等講習してくださいました。
昨年のガーデンサービス研究会のバラ研修の
剪定・誘引作業の詳細はこちらをご覧下さい。
今年から新しく学ぶ、土壌診断・改良方法に付きましては
株式会社高崎松風園 山口 俊輔 様が講師を務めてくださいました。
(株)高崎松風園 様は年間300件以上の工事を行っており、
群馬県の造園専門店で庭づくり実績No,1の会社です。
植栽の計画において1番に考えることは、
そのガーデンの経年変化です。
つまり植栽される植物たちの育つ環境です。
テキストに沿って講習をしていただきました。
樹木にとって良い土とは通気性・排水性・保肥力に優れ、
土中の空気と水分のバランスやpHが適正で有機質を適度に含むなど
植物の根が住みやすい環境の土を言います。
土壌診断を行い、土の感触、pH値、硬度、排水性、EC(電気伝導度)、を調べます。
調べたことを踏まえ主な土壌の不良原因と問題点、
具体的な対応策事例を学びました。
失敗を避ける緑の5大要素と言うものがあり、
環境が植物に適しているのか、それが前提条件となります。
樹木が成長するためには、
「水分」「日照」「温度」の3大要素に加え
「土壌」「通風」の2つの要素が不可欠です。
肥料についても学びました。
肥料も様々な種類があり、
速効性肥料・緩効性肥料・遅効性肥料の3種類に分けられます。
1度に多くの養分を吸収することは出来ませんが、
効き方の異なる肥料を併用すれば肥料切れを
起こすことなく、与えることが出来ます。
また活力剤と肥料の違いについても学びました。
その後、受講者は修了テストを行い合格者には資格が付与されます。
この2日間の研修で、バラを楽しむため、
花の大きさによって剪定方法が違うことや、
春に綺麗なバラを咲かせるために冬季行わなければならない作業、
造園工事に関して植物に大切な土壌の事等たくさんのことを学びました。
座学だけでなく実演も行ったので、
会社にあるバラで、春どうなるのか観察を
しっかりしたいと思います。
今回の研修で学んだことを今後に活かし
お客様のご要望にお応えできるように頑張ります!
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。